ビジネスプロセスを育む

Celonis

9月11日、コモレ四谷タワーコンファレンスにて開催されたCelonis Partner Ecosystem Groupにて「ビジネスプロセスを育む」というテーマでプレゼンさせて頂きました。

中長期的なビジネスプロセスを表現する動詞として「育む」が語感としてフィットしているのでは?と最近感じています。語源・定義としては「羽(は)含(くく)む」、1 親鳥がひなを羽で包んで育てる。2 養い育てる。3 大事に守って発展させる。と辞書には書いていますが、「業務プロセスに関わる全てのステークホルダーが中長期的、高い視座と幅広い視野で業務プロセスの最適化を目指す取り組み。」といった文脈で「ビジネスプロセスを育む」という表現はしっくりきそうです。

プレゼンでは下記のスライドも紹介し、全ステークホルダーによる関心・関与、変化への対応、オープンなディスカッションなどの重要性を強調させて頂きました。


APQC(米国生産性品質センター)における、プロセスマネジメントのフレームワークにおいてもプロセス成熟度モデルの重要性が強調されており、ナレッジ・人材・プロセス連携・成果・ツール/技術のシナジーが成熟度を高める鍵とされています。

DX白書2023においては、「日本企業はデジタイゼーションやデジタライゼーションの領域での成果はあがっているものの、顧客価値創出やビジネスモデルの変革といったトランスフォーメーションのレベルの成果創出は不十分であり、本来の目的『X=変革』に向けてさらなる取組の深化が必要である。」といった指摘が報告されました。

一方、DXグランプリ2024を受賞し、取り組みを高く評価されている企業においては、「プロセスを育む」取り組みがプロジェクト成功の鍵となったようです。受賞企業インタビューより抜粋。(出典:経済産業省 東京証券取引所 情報処理推進機構 デジタルトランスフォーメーション銘柄2024

LIXIL 執行役専務 Marketing・Digital担当兼 Chief Digital Officer 金澤 祐悟氏 

「CXを向上させるとき、エンドユーザ ーだけに注力しても実現が難しいです。LIXILは製造業であり、BtoBの事業でも あるため、バリューを最終的なコンシューマ ーに届けるまでには社内や、流通店、コントラクターなど多くの人達が関与します。その 全体がデジタル化していないと、本当のCX を上げていくことはできません。住宅設備・ 建材の業界には、複雑なバリューストリーム があり、そこを一気通貫で効率化していかなければいけません。そのため、当社に関わる周りのプロセスも変える必要がありました。」

三菱重工 取締役社長 CEO 泉澤 清次氏

「1つ1つの単体のデータやシステムを動かすだけでなく、仲間と情報やデータ を繋げていくことで、思想を共有し、同じ方向を目指して進むため、DXで思いを繋ぐこ とも大切にしていきます。こうしたそれぞれの想いをDXで繋いだ結果、当社グループのエンジニアリング能力と多くの製品・技術をベースとしたモノづくりを起点として、エナジートランジションを具現化するエコシステムのハブになり、DXに取り組む産官学の多くの信頼できる仲間とともに、これまでの枠にとらわれず果敢にトライし、新たな価値創出に挑戦していきます。」

アシックス 代表取締役社長 COO 富永 満之氏

「各部門で実施してきた『点』でのDX活動を、戦略と文脈でつないで『線』にし、全社を巻き込んで実績を積み上げることで『面』とした結果、力強いDXになるのです。また、DX推進においてはツールとそれを扱う人のどちらも揃わないと真のDXとはいえません。ツールを使いこなしビジネス戦略にいかに結びつけるかがポイントになります。そのためのデジタル人財の育成や教育に注力することが重要です。」

ぜひ多くの企業においてこうした「プロセスを育む」取り組みを通し、DXのXであるトランスフォーメーションを加速頂きたいと願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました